感動と勇気:ラグビー南アフリカのキャプテンの素晴らしい挑戦
2024年のチャレンジとしてブログを始めました。
私は何かしらの文章を書き出すと「しっかりした文章を書かなければ!」という考えになって、筆が重くなってしまう、、、
なので、フリージャンルで書きたいことを書いていきます。
2023年は心が揺さぶられた本が3冊もありました。
巡り合わせが良かったのか、感性が上がったのか。
今回は2023年最後に読んだ1冊についてです。
RISE ラグビー南ア初の黒人主将 シヤ・コリシ自伝 | シヤ・コリシ, 岩崎 晋也 |本 | 通販 | Amazon
シヤ・コリシは南アフリカ初の黒人キャプテンであり、2019年のW杯で優勝してから気になる存在でした。
プレーではそこまで目立つ選手でないのに、なぜキャプテンに選ばれたのか?変なそんたく?
そんな事を考えていましたが、この本を読んで、なるべくしてキャプテンになったのだと知りました。
コリシ少年はラグビーに興味を持ち、ラグビーの才能があった。名門校にスカウトされ、練習を重ねラグビーのプロ選手へ。
特筆すべきは、生まれた境遇、その後の環境の変化、そしてコリシの成長の過程。
コリシは生まれながらの聖人君子では無い。
喧嘩が当たり前の貧民街で生まれた。父は喧嘩をしていたし、母は暴行されたことがある。それが異常なことでは無かった。
もちろん、コリシ自身も喧嘩をしていた。喧嘩をしないような生徒だらけの名門校に入ってからも、地元に帰れば喧嘩をしていた。
プロ選手になってからは目立った喧嘩はしていないが、酒癖が悪く、将来妻になる女性に何度も迷惑をかけた。
そんなコリシが年齢を重ね、結婚、子の誕生、クラブチームでのキャプテン就任、代表チームでのキャプテン就任を経て、プロ選手としてのあるべき姿に気付き、心がけ、ふるまっていく。
ろくでなしの一面を持ちながらも、理想のキャプテン像に近づいていくコリシに、ただただ胸が熱くなるばかりでした。
また、南アフリカのあらゆる少年チームにユニフォームを寄贈したり、南アフリカでは3時間に1人の女性が殺されているという深刻な問題などに立ち向かうためにコリシ財団を立ち上げたり。
本当に尊敬しかありません。
私自身も良いイメージを持って未来に進んでいきます!
リーダーに興味のある方、海外に興味のある方、社会問題に興味のある方など色んな方にオススメしたい1冊です!